【VOZ.124】エンゲージメントとは? ~従業員エンゲージメントのあり方~
「エンゲージメント」という言葉を聞くことが多くなってきました。エンゲージメントとは、「誓約」「契約」「約束」などの意味をもつ言葉で「深いつながりをもった関係」を表します。
企業・組織におけるエンゲージメントとは、「従業員エンゲージメント」と「顧客エンゲージメント」の2つが考えられます。最近、改めて耳にすることが多いのは、「従業員エンゲージメント」です。人材の定着率や仕事に対するモチベーションが背景にあることが考えられます。
企業における「従業員エンゲージメント」では、会社と社員との絆を深めて、双方の成長に貢献できる関係性を築くことが重要となります。この関係性を築くためには、大前提として社員が会社に対して愛着をもてるかが問われます。会社に愛着をもってもらうには、会社や職場と個人との絆を深めるための何らかの取組みが必要になります。
では、その取組みとは?ということになりますが、第一には、社員が「自社のミッションとビジョンに意義と魅力を感じられるか」が何よりも大前提になると考えます。この社員が魅力を感じられるかという点がとても重要です。社員にとって魅力的な「自社や自職場の果たすべき役割と実現したい目指すありたい姿」が周知されていれば、経営方針や人材育成のあり方が理解・支持されて社員のロイヤリティ(愛社精神)が高まります。そうなると、社員一人ひとりのモチベーションとスキルが高まり、仕事の成果が出やすくなり、社員の離職率が抑えられることができ、結果的に企業にも社員にとっても大きなメリットにつながります。そして、そのためには、従業員全員に自社の目指すあるべき姿を意識してもらうことが大切であり、会社の成長が自分の成長につながることによりモチベーションアップに好影響を与えることになります。
弊社では、企業の「従業員エンゲージメント」を高めるためには、1.「ミッション・ビジョン」の共有化→2.社内コミュニケーションの活性化→3.仕事環境・ワークライフバランスの推進化→4.人材育成・福利厚生の充実化の4つのステップが重要であると考えています。
まずは、魅力ある「ミッションとビジョン」により、会社と社員との絆を深めて、社員が会社に対して愛着をもてる組織になっているかが問われます。
<2022年6月shiba>