【VOZ.65】本音で話せる組織の大切さ 〜事件を会議室で解決するには〜

皆さんの会社や組織は、本音で話せていますか?

「事件は、現場で起きている!」は名言ですが、現場で起きている事件を常に現場で判断して決断し、現場で意思決定できればいいのですが、組織となるとなかなか難しいことです。
やはり現場第一線ではなく、会議室で意志決定されることが多くなります。

会議室での意思決定者は、当然ながら組織の上層部ということになります。
ですから、上層部が正しい意思決定をするためには、現場で起きている出来事がより早く正確に上層部に伝わることが求められます。良く言われる「風通しが良いか」ということですが、これは日頃からの双方の信頼関係が左右します。信頼関係が弱く風通しが悪いと、現場の情報が上層部には一部しか届かなくなったり、届くのに時間がかかり、しかもよじれて伝わることが多くなります。そうなると意思決定者が判断に誤ることにつながり、対応も後手後手になります。また、この繰り返しが更なる信頼関係の悪化にもつながります。

それともう一つ重要なのが、上層部間で「本音で話せるか」ということです。
たとえ情報が上がって来たとしても、本音で話せないとなると、やはり意思決定者が判断に誤ることにつながります。

では、「本音で話せる」組織にするためにはどうすればいいのか?
それには、まずは組織の「ありたい姿」を一致させておくことが大切だと考えます。
お互いの利害や力関係など様々な要因も影響されますが、「どこを目指すのか」「どんな状態にしたいのか」がぶれると、何を優先させるのかが曖昧になってしまいます。曖昧になると「実は…」「本当は…」「こうすればいいのに…」という発言が閉ざされることになります。

特に上層部の皆さん、
意志決定の判断を誤らないためにも、「ありたい姿」を実現させるために発言して行きましょう。
事件を会議室で解決するならば、本音で話せる組織にしましょう!

<2014年1月 shiba>
※2014年、スタートしました! 本年もよろしくお願いいたします。

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