【VOZ.147】新入社員研修2024 ~緊張し過ぎと時間の甘さ~
先月になりますが、今年度の新入社員研修は、3社102名を担当させていただきました。
ダイバーシティ(多様性)といわれる今の時代では、「今年の新入社員の特徴としては…」などと一概には言えないのでしょうが、あえて2024年度に担当させていただいた新入社員の傾向として気になる特徴が2点ありました。
1点目は、「人前で話す時に極度に緊張する」ことが多いことです。
アイスブレイクも兼ねた全員の前で簡単な自己紹介スピーチを実施した後の感想で、「人前で話すことに慣れておらず、緊張しました」との声が多くありました。定量的ではありませんが、例年と比べるとそうような発言が確実に多いと感じました。
2点目は、「時間意識の希薄さ」です。
時間管理は、社会人のみではなく学生でも重要な課題ですが、研修中のグループワークや集合時間など制約された時間を守れずに時間内に終わらすことができなかったり、集合時間に遅れたりする場面がちらほら散見されました。時間管理の甘さは、例年でも感じることではありますが、今年は多く感じました。
以上の2点が特に気になったことでした。
もちろん、新入社員全員が当てはまるわけではありませんが、長い間、毎年新入社員研修を担当しているとその年々に気になる傾向があります。
学生時代にコロナ禍を経験し、ここ数年採用側と応募側での明らかな売り手市場による逆転状況下での就職活動を経験し、過去にないほどの社会全体での賃金上昇機運の高まる中での新社会人スタートを経験する今年の新入社員は、どのような社会人生活を歩んで行くのでしょうか。新入社員側にも受け入れた企業・組織側にも様々な課題が見えてきます。
<2024年5月shiba>
※弊社は、おかげさまで創業26年目に入りました