【VOZ.107】2020年の年間受講者数1,593人 ~リモート研修1割~

2021年がスタートしました。本年もよろしくお願いいたします。

弊社での昨年2020年一年間の研修総受講者数は、1,593人でした。昨年は3月頃から新型コロナウィルスの感染対策の影響もあり、研修の中止や延期があり、結果的に例年に比べ年間受講者数も少ない年となりました。受講者数が多ければ良いわけではありませんが、年間の研修日数と受講者総数は、一つの目安にはなります。

業種業態により、コロナ禍の影響には大きな差が出ましたが、新入社員を迎えるにあたり、新入社員研修や、受入れ側のOJT担当者研修など、やむを得ず中止や延期とされた企業が多くありました。6月頃から延期されていた研修が再開されたりと動きが出てきましたが、従来通りの集合研修で行うのか、自宅待機の必要もあり、Webによるオンラインでのリモート研修で行うのか、悩まれた企業が多かったです。

弊社では、コロナ禍の影響が出始めた3月以降から12月までの昨年の10カ月間でみると、Webでのリモート研修で担当させていただいたのは、全体の1割程度という結果でした。

オンラインによるリモート研修の実施で分かったことは、

<メリット>

・研修テーマ・内容によっては効果が期待できる

・集合研修とは違う緊張感をもって受講できる

・研修会場までの移動時間・経費が削減できる

・Web研修用の教材ツールのコンテンツ開発が進む、等

<デメリット>

・研修テーマ・内容によっては効果が期待できず不向きである

・研修ゲーム・実習形式では、進行運営に限界がある

・受講者全員とのコミュニケーションをとるには限界がある

・Webのソフトによってできることが異なり限定される

・受講者同士の相互啓発効果が低減される

・受講者側の通信機器や通信環境に影響される、等

会議や商談とは違う、研修ならではの特徴があります。

リモート研修では、従来から社内の通信システムを使用してこられた企業では、比較的混乱なくスムーズに実施されていたようです。大半の企業では、当初は未経験であり、Webのシステムに慣れていないので模索しながらの実施となりました。しかし、回数を重ねるごとに主催者側も受講者側も要領をつかみ、各社なりの運営ノウハウももたれたようです。

2021年の研修スタイルは、集合研修とオンラインによるリモート研修の利用分けが、更に進むのではないでしょうか。

<2021年1月 shiba>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です