【VOZ.90】従業員の定着率アップ④ 〜ミッション&ビジョンの見直し〜
従業員の定着率アップについては、働く環境や条件に大きく左右されますが、改めて企業・組織の「ミッション」と「ビジョン」の見直しを提案します。
ミッションとは、「存在目的」「使命」「役割」を表現したものです。
企業・組織にとっての存在目的は、「経営理念」とされます。我々の企業や組織(店舗やチームなど)は、何のためにあるのか?何をするのか?を表明したものです。組織目標の起点ともなり、「何のために?」という問いかけに対してどのように「答えること」や「応えること」ができるかが大切です。しかも、メンバー全員から同じ返答が返って来て、ブレていないことが重要です。従業員の定着率が高く、活き活きと前向きに働く方が多い企業や組織には、このミッションが明確であり、周知徹底できていことが多いです。企業や組織に限らず、働く人々の目的として「?のために」は、モチベーションの源泉とも考えられています。この「?のために」が不明確になると「何のために働いているのか?」「なぜこの仕事をするのか?」「なぜこの業務をやる必要があるのか?」に迷いが生じて働く意欲のブレーキになってしまいます。
ビジョンとは、「実現可能な夢」「ありたい姿」「望ましい未来の状態」を表現したものです。
企業・組織にとっての目指す姿であり、メンバー全員が目指す目的地とされます。ミッションを遂行するためにも「どうなりたいか?」「どうなっていたいか?」が大切です。ビジョンもメンバー全員から同じ返答が返って来て、ブレていないことが重要です。やはり、従業員の定着率が高く、活き活きと前向きに働く方が多い企業・組織には、明確なビジョンをもっています。「どのようになっていきたいのか?」「将来どうありたいのか?」が不明確では、進むべき道に迷うことになります。「将来どうなっていくのか?」「何を目指して仕事をするのか?」「このまま業務を続けてどうなるのか?」に迷いが生じて、やはり働く意欲のブレーキになってしまいます。目指す目的地が不明確だと各人の価値観でバラバラに進むことになります。同じ船に乗っていながら、目的地が曖昧では、いくら漕いでも力が分散して前には進まなくなります。
このミッションとビジョンを改めて徹底するためにも、見直すのはいかがでしょうか?
会社や組織、メンバー、そしてあなた自身にとっても意義があり、魅力のあるミッション&ビジョンにしませんか?
<2017年11月 shiba>