【VOZ.74】ES向上のスタートラインに立つ 〜問題意識の優先順位づけ〜

前号では「ES(従業員満足度)の向上」→「商品力・サービス力・生産性の向上」→「CS(顧客満足度)の向上」→「売上の向上」→「利益の向上」のサイクル「サービス・プロフィット・チェーン」について触れました。
では、どこからスタートさせるのがいいのでしょうか?
「ESの向上」が大切ということになりますが、そのためにもどこからスタートさせるかが重要です。
これまでに多くの企業のサポートをさせていただいておりますが、これには共通項があります。
それは、自社のES向上に関して、現在、社員が何を問題視しているかを整理し共有化できているかということです。まずは、社員の認識している問題点や課題を抽出する機会をもつことです。方法は、様々あります。そして抽出された課題を整理し、経営の視点から優先順位をつけることです。更に重要なのは、この優先順位は経営層と社員間で共有化できているということです。
どの会社・組織でも、ESについては、不満足要因は沢山あります。一つひとつを解決することが基本となります。制約条件も含まれることが多いです。しかし、まずは、「自社のES向上のための課題は何か」を共有化されることから始められることを提案します。
個人レベルの不満や不安要因が、会社・組織としてのテーブルに上がることにより、少なくともその不満・不安要因は増幅されることは防げます。
まずは、社員の問題意識の優先順位づけと共有化からスタートしてはいかがでしょうか。
ここから、ES(従業員満足度)向上のスタートラインに立てます。

<2015年2月 shiba>

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