【VOZ.118】管理職と管理者の違いとは? ~違いの認識の大切さ~
このところ、昇格者、新任管理職を対象とする研修を担当させていただくことが多いです。
皆さんは、「管理職」と「管理者」の違いを認識されていますか?
両者を同じ意味に捉えてしまいがちですが、この違いの認識はとても大切であると考えます。
「管理職」とは、職位であり、どのような立ち位置で仕事をするかです。
「管理者」とは、役割であり、どのような役割で仕事をするかです。
管理職は、企業・組織の中で一般社員とは違う位置づけの職位になります。管理職になったら残業代が…、というようによく議論される職位でもあります。一方、管理者は、企業・組織の中で期待される重要な役割です。研修の中では、管理者の役割について、「自分以外の人を通じて、より多くの成果を上げる人」とお伝えしています。企業・組織としての成果を最大化するためには、個々人が一人だけで仕事をしても当然ながら成果に限界があります。また、その人がいなくなったら、その成果が出せなくなるということにもなります。管理職になられた方は、管理者という役割を担えればいいのですが、単に管理するのみに留まってしまう人もいます。また、管理職でなくても、すでに管理者としての役割行動をとる人もいます。管理者の役割は、とても重要であることは言うまでもありません。
管理職の方、管理職になられた方は、まさしく“管理職=管理者”となるためにも、意識して「管理者」としての役割行動をとりましょう!そして、今以上の成果を出しましょう!
<2021年12月shiba>
※今年も師走になり残り1か月になりました。