【VOZ.116】コロナ禍下の見直し⑤ ~保有スキルの棚卸し~

緊急事態宣言が解除され、大都市でも時短が全面解除されました。
コロナ禍下での見直しの5回目は、前号でお伝えしました書き出したスキルの棚卸しの方法です。

認識されている書き出されたスキルの一つひとつを「習得度」と「活用度」の2軸にて分類します
縦軸に「習得度」の高低、横軸に「活用度」の高低をマトリクスで表すフォーマットを準備します。

「習得度」とは、認識されているスキルは、どのくらいの習得レベルでできるかです。そのスキルは高いレベルでできる(習得度が高い)のか、または、できるけどまだ成長途上で低いレベル(習得度が低い)なのかを縦軸の習得度の高低で分類します。

「活用度」とは、認識されているスキルは、今後の活用度のレベルではどうなのかです。そのスキルは今後も高いレベルで活用できる(活用度が高い)のか、または、現在は活用できるが今後の将来を見据えた場合には活用されにくい(活用度が低い)のかを横軸の活用度の高低で分類します。

上記の2軸からなるマトリクスのフォーマットに、書き出されたスキルの附箋を一枚ずつ、縦軸「習得度」の高低、横軸「活用度」の高低別に張り替えます。すべて張り替えた後、全体を俯瞰してみます。

注目したいのは、重要とするスキルの優先順位は、マトリクス右上の習得度が高く、活用度も高いスキルとなります。習得度の高さのみを重視しても、習得度は高いが活用度が低いマトリクス左上のスキルは、今後はあまり必要とされなくなる可能性が高いということになります。また、今後のスキルアップで重要なのは、マトリクス右下の習得度は低いが活用度が高いスキルです。このマトリクス右下にどのくらいのスキルが入るか、ここのスキルをどう増やすかが、スキルアップで大切になります。もし少ないようでしたら、何があるか探求しましょう。保有スキルの棚卸しは、活用度の高さが重要です。

<2021年10月shiba>