【VOZ.114】コロナ禍下の見直し③ ~仕事経験の振り返り~
東京はじめ4府県に緊急事態宣言、オリンピックも開催されていますが、都内の感染者数も激増しており、先行きが見えない状況です。
コロナ禍下での見直しの3回目は、「仕事経験の振り返り」を提案します。
入社年数にもよりますが、入社から現在までを、あるいは現在の仕事に就いてからの一定期間を振り返り、そこから仕事に対する自身の満足要因を洗い出し、モチベーションの源泉を発見することにつながるかも知れません。
手法としては、以下のステップです。
1.対象とする一定期間の配属先や担当業務、仕事上の主な出来事を時系列に書き出す
2.その時々の仕事に対する取り組み姿勢や状況について、自身の判断基準に基づき、 自分が良い状態で仕事に向き合えていたか、それとも悪い状態であったかを自己評価する
3.良い認識で向き合えている時は満足度が高い、悪い認識の時は満足度が低いとする
4.上記を簡易グラフ形式にするか、または年表形式にして見える化する
5.見る化から、なぜ満足度が高かったのか、低かったのかをその原因・理由を自己分析してみる
6.満足度が高い時に共通するパターンがないか、低い時に共通するパターンがないか考えてみる
7.共通するパターンが見つかれば、その状況や条件を自らつくり出すアクションを起こす
となります。
スキルの考え方で、人は自分が良い状態で仕事に向き合えている時、つまり満足度が高いと感じられる時に、その人の持っているスキルが最大限に発揮しやすいと言われます。モチベーションも高まります。たとえ高いスキルを保有していても、悪い状態で満足度が低いと感じる時には、その高いスキルが発揮されにくいとされます。
仕事に対する満足度の高い、低いを周囲や流れに任せるのではなく、改めて、一定期間の仕事経験の振り返りをすることにより、自身の仕事満足度を知り、その状況や条件を自らつくり出すヒントとしましょう!
<2021年8月 shiba>