【VOZ.78】研修中の実習にて 〜もっていないものは出せない〜
ここ最近、ロールプレイング実習が多い研修が続いています。
報告、説明、説得、提案、調整、交渉などを想定した場面やメンバー育成、面談、ミーティングなどを想定した場面などで共通ケースやマイケースによる実習体験を通して、実践的に学んでいただいています。実習には、改めて自身の強みや弱みを確認でき、強みを伸ばしたり、課題を克服するなどケースに応じて新たな課題を発見でできるメリットがあります。
その実習を通していつも感じることがあります。
それは、本人がもっていないものは、出そうと思っても出せないということです。能ある鷹は…の例えの通り、本当はできること、職場でやっていることを研修の場では、あえて出さないということはあります。しかし、反対にできないこと、職場でやっていないことを研修の場でやろうとしたり、出そうと思ってもそれはできないということです。
よく研修だから、実習だからできるだろうと思って試みた結果、できなかった後での実習後の振り返りやフィードバックで、「研修だからできない…」「実習だから現場とは違う…」を言い訳にする人がいますが、では、実際の業務や現場でできるのかというと、案外できないことが多いと思われます。
できる人・やっている人は、研修や実習の場でも、やはりできるものです。
こんな点でフィードバックをすると殆どの方が納得されます。
皆さんは、どう思われますか?
<2016年9月 shiba>
※すっかり秋の気配になりました。また長期間UPできませんでした。