【VOZ.156】コミュニケーション⑦ ~効果的なコミュニケーションのステップ~

コミュニケーションについてお伝えしてきましたが、今号は効果的なコミュニケーションのとり方についてです。ビジネス、プライベートを問わず自分以外の人とコミュニケーションには効果的にコミュニケーションをとるための基本となるステップがあります。

効果的なコミュニケーションの基本ステップは、1.「信頼関係の維持・構築」→2.「相手を理解する」→3.「相手に自分を理解してもらう」の3ステップです。

1.信頼関係の維持・構築
効果的なコミュニケーションをとるためには、コミュニケーションをとる相手との信頼関係が大前提になります。会社と会社とのコミュニケーションでは会社間の信頼関係が大切であり、部署間、担当者間、個人間のそれぞれでコミュニケーションをとる関係性において信頼関係が高ければ高いほど効果的にコミュニケーションがとりやすくなるという考え方です。そこで信頼関係の維持・構築には、相手との間の「信頼残高」がどのくらい高いかという点が重要です。信頼残高というと銀行の預金通帳を思い浮かべると思いますが、例えば通帳と同じようにコミュニケーションとる相手との間に信頼という通帳があるとすると銀行の通帳にお金の出し入れが記帳されるように、信頼という通帳があったとしたら、日々の言動や行動が相手に記憶されるということです。コミュニケーションをとる対象の相手との信頼残高がどのくらいプラスになっているかです。この信頼残高という考え方は日々の言動や行動で残高をマイナスにしないように信頼関係を維持・構築することが大前提です。

2.相手を理解する
私たちがコミュニケーションとる時には、相手にこちらの「情報・意思・感情」を理解して欲しい時に一方的にコミュニケーションをとることが多いはずです。しかし、効果的にコミュニケーションをとる時には、まずは相手を理解するために相手の情報・意思・感情を理解しておくことが重要です。相手に自分を理解してもらう前に相手を理解することができれば、相手に合わせたコミュニケーションがとりやすくなります。その結果として相手に自分の情報・意思・感情を理解してもらいやすくなるということです。

3.相手に自分を理解してもらう
3ステップ目は相手に自分を理解してもらうことです。相手に自分を理解してもらいやすくするためには、こちらの伝えたいことが相手はどう捉えているのか、相手の情報・意思・感情と同様であれば同じという前提で相手に自分の伝えたい情報・意思・感情が理解してもらえるはずです。また、相手の情報・意思・感情と異なる内容であれば、違うという前提で相手に自分の情報・意思・感情を理解してもらえなければなりません。もちろん、いずれの場合でも相手にわかりやすく伝えることが必須です。

ビジネス・プライベートを問わず、コミュニケーションは必須となりますので、効果的にコミュニケーションをとるこの基本ステップを是非試してみてください。

<2025年2月shiba>

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