【VOZ. 8】当たり前のことができる組織風土ですか? 

これまでに様々な企業のお手伝いをさせていただきました。
私が携わった企業の中でも、ここ数年で急成長して業績を10倍に伸ばした会社、反対に長い歴史があるにも関わらず業績が1/2に落ち込んでしまった会社があります。

業種・業態、事業領域も全く違う会社ですが、両社の共通点は、社歴、社員数、規模、同族経営からスタート、二代目社長に世代交代、地域密着経営、朝早くから社長はもちろんのこと社員も真面目に働いているという点があります。どちらも同じように深い関わりをさせていただいた会社ですが、一定期間の中で、なぜこれ程までに差が出てしまうのでしょうか?

当然ですが、自社努力以外に、マーケットの違いにより、それぞれの置かれている市場環境と業界特性の違いが厳しいくらいに制約条件として大きく影響しています。しかしながら、一概にそれだけではないと考えられます。その会社の経営理念から始まり、方針に基づく目標設定、トップの采配、社員の人材レベル、営業戦略、人事、労務、財務・・・、言い出したらきりがありません。

極論ですが、一つの結論があります。

この両社の違いは、「当たり前のことができる組織風土かどうか」、つまり「決められたことを最後までやり続けることができる組織かどうか」ということです。業績を伸ばした会社は、社内徹底力が強く、何でも決めたことは最後までやり続けられる。一方、落ち込んでしまった会社は、徹底力が弱く、いつも打ち上げ花火で終わってしまう。この違いは、大きな違いだということに気づきました。業績を伸ばした会社には多くの「スーパーマン」がいて、秘策である「ウルトラC」があるかというと、決してそのようなことはありません。能力的に「できるか」「できないか」ではなく、行動的に「やるか」「やらないか」の違いだけだと思います。「やり続けられるか」が重要です。

以前、日本電産の永守社長が、成功の秘訣は?というTVのインタビューで「成功の秘訣は、成功するまでやり続けること」「途中で諦めてしまうと失敗で終わる」「だから成功するまで諦めないでずっとやり続けることのみ」と答えていたのを思い出しました。シンプルで含蓄のある言葉です。

私たちの組織体制整備の仕事は、「決められたこと、それも当たり前のことを、社員が主体性をもって最後までやり続けられる組織風土をつくる」サポートだと考えます。

マネジメントサポートシステムは、この5月より株式会社へ組織変更しました。
「当たり前のことって何?」「組織風土ってどうつくるの?」への更なる挑戦をして参ります!

<2008年5月shiba>