NEW!【VOZ.162】昇格時研修の重要性 ~振り返りとこれからの大切さ~

このところ企業内の人事制度に伴う昇格者を対象にした昇格時研修が続いています。
企業により昇格時も対象者も様々ですが、一般職から管理職までの昇格時の研修を担当させていただいています。

昇格時の研修では、研修のスタート時にこれまでと現在の仕事の仕方を見直し、仕事の仕方を変えるチャンスであることを伝えています。一般職であっても昇格したことにより期待される立場と役割も違ってくるはずですし、一般職から管理職に昇格したらさらに期待される立場と役割を再確認することが重要であり、絶好のチャンスでもあります。
昇格時に研修受講の機会がなければ、個人で自発的に自己を振り返ったり新たな目標設定をすることはなかなかできないことです。しかし、昇格時に研修受講の機会があれば、改めて客観的に自己を振り返る機会がもてます。昇格時の研修は、新たな知識や技術を学ぶというよりは、過去と現在にこれからの自己のありたい姿のヒントがあるという視点から、キャリアビジョンやキャリアプランを作成していただくことが多いです。
具体的には、これまでの仕事の仕方や成功経験と失敗体験を振り返り、現状の仕事上の自己の強みと弱み、認識する保有キャリア、人的ネットワークなどの自己資源の棚卸しと社外で起きている外部環境の変化・社内で起きている内部環境の変化を踏まえた上で、一定期間後のありたい姿と実現するための課題を整理してアクションプランを作成していただくことが効果的であると考えています。

<2025年8月shiba>
※今夏も猛暑が続いています