【VOZ. 55】今年の新入社員の共通傾向? ~決断できない・しない~

今年の新入社員研修では、4社の新入社員研修と2日間の新入社員公開セミナーを担当させていただきました。受講者数は、延べ6日間で146名。1社を除いてはここ数年毎年、担当する企業でした。

今年の新入社員研修を行っていて、ある共通する傾向を感じました。
それは、〝決断できない・しない〟ということです。

研修中にこんな場面がよく見られました。
【シーン①】
グループ討議で「コンセンサスをとってグループの意見としてまとめる」課題を提示した時に、それまで全員が積極的に活発に発言できて内容も良かったにもかかわらず、いざ最終段階で結論をという場面になると消極的になってしまい表面的な内容で無難なところで終了。
【シーン②】
研修ゲームで「チームワークにより時間内に達成させる」課題を提示した時に、それまでは楽しみながら順調に進行できていたのにもかかわらず、残り時間わずかで最後の仕上げをという場面になると周りの様子を窺い始めて充分達成できたはずなのに時間切れで終了。

それはなぜかというと、
①お互いがグループメンバーに遠慮し、自分よりは相手や周りを優先し過ぎてしまう。

②自分なりの意見はあり判断もできているが、自分が主役になり注目されることや自分が原因となるリスクを避け、働きかける機会を待ってしまう。

③自ら率先して決断することを躊躇してしまう。
このような流れが気になりました。

一言で言えば「リーダーシップの欠如」ということにもなりますが、本人達はどうすれば良いのか頭では理解できています。フィードバックするとそのことが良くわかります。

でもチームに影響を与えるような場面では、自分では自ら決断できない。というよりは「決断しない」「決断を避ける」。この〝決断できない・しない〟共通傾向は、新入社員に限らず私が認識しているここ数年間の受講者の全体傾向でもありますが、特に今年は新入社員研修で強く感じました。

皆さんは、どうでしょうか?

<2012年4月 shiba>
※2012年度の日本生産本部の新入社員のタイプは「奇跡の一本松型」と発表されました。