【VOZ. 54】先頭のリーダーがいなくなると? ~居酒屋での出来事~

ある企業の部長さんから聞いた話です。
先日、担当したこの企業グループ研修の最後に挨拶をしていただきました。
興味あるエピソードです。

先日、接待で居酒屋に行ったそうです。そのお店には大きな水槽があり、泳いでいる魚を見て選べて、料理をしてくれます。接待の相手は、取引先の企業の社長さんで、「どの魚がいいか」選んでもらいました。色々な魚がいましたが、その社長は、群れを成して泳ぐ魚に目が引かれたそうです。先頭の魚が右に泳げば群れも右へ、左に泳げば群れも左へ。水族館で見るような光景です。
その中で、社長が選んだのは、せっかくだからと「群れの先頭を泳ぐ魚」でした。(笑)

二人の関心は、「群れの先頭を泳ぐこの魚がいなくなったら、この群れは一体どうなるのか?」ということになったそうです。つまり、今、先頭を泳いでいるこの群れのリーダーが突然いなくなったら、はたして次はどの魚がリーダーになるのか?(居酒屋で何を考えているのか・・・(笑))

群れは、バラバラになるのか?
二番目を泳いでいる魚が新しいリーダーになって先頭を泳ぐのか・・・?

そして、いよいよ先頭を泳いでいる魚を網ですくって水槽から出しました。
『皆さんは、この群れはどうなったと思いますか?』

結果は、いなくなった瞬間は、群れはバラバラになってしまったそうです。しかし、すぐに群れのどこかで泳いでいた全く別の魚が、すっと先頭になり、また何もなかったかのように元の群れを成して同じ状態に戻ったそうです。注意して見ていたので、先頭になったのは確実に〝二番目〟を泳いでいた魚ではなかったそうです。

何を言いたかったのか。
それは、世代交代では、今のリーダーの次に必ずしも「№2」がリーダーになるということではなく、予期せぬリーダーも出てくることもあるということ・・・。そして、必ず誰かが先頭を泳ぐということ・・・。

ちなみに、この時の研修名は「次世代リーダーシップ研修」。
この部長さん、話の内容、例え、話し方、上手すぎる!

<2012年3月 shiba>
※今、3月末納品に向けて教育用DVDの制作監修にも携わっています。