【VOZ. 46】馬鹿でも達者がようがんす?

「馬鹿でも達者がようがんす。」 ―私の故郷での昔からの言い伝えの一つです。
「馬鹿(バカ)でも達者(健康)がようがんす(いいことである)」という意味です。つまり、「多少勉強ができなかったり、働き方が鈍くても、心身共に健康であることが第一であり、何よりである!」ということです。幼い頃、よく祖父母から聞かされた記憶があります。

「何があっても、何をおいても、まずは〝健康第一〟」というこの言い伝えは、最近、歳を重ねるごとに思い出す機会が多くなってきました。
不思議なもので、人間は、身体の調子が良かったり、痛いところがなければ何も意識しないが、どこか調子が悪くなったり、痛いところが出てくると、途端にその箇所を認識するようになります。例えば、小指にちょっとしたすり傷をつくった瞬間から、意識していなかった小指を意識するようになり、「小指がある」という認識をもつようになります。

これらのことは、人間だけではなく、企業や組織にも当てはまるのではないでしょうか?

企業や組織においても、まずは「健康第一(健全であること)」が何よりであるということ。
そして、企業や組織の中で、何か不都合や問題が発生すれば、そこを意識するようになり、集中するようになるということです。
また、裏を返せば、企業や組織の業績も良く、好調な時には、健全であることの大切さを忘れてしまいがちになり、特に不都合や問題もなく普段通りの状態であると、どこも意識しなくなり、認識も薄れてしまうものです。
良い時こそ、悪くならないために、健全性を強化しておく、不都合や問題がなくても常に企業内・組織内の状況を意識しておきたいものです。

皆さんの企業や組織では、いかがでしょうか?

<2011年7月 shiba>
「健全な精神は、健全な身体に宿る」という言葉もありますが、皆さんはどう思われますか・・・?