【VOZ. 27】マナー講師? ~人の振り見て我が振り直すの巻~

ある企業の研修センターに向かう途中での出来事です。
その日の朝、研修センターの最寄り駅のファーストフード店に寄って時間調整をしていました。高級住宅街といわれる場所柄らしく、近所に住むいかにもおしゃれな老夫婦と出勤前に朝食をとりながらメールチェックをする人、じっくりと経済新聞を見ている人など店内はとても静かでした。
しばらくすると、私と同世代くらいの一人の女性が来店し、通路を挟んだ隣のテーブルに座りました。一見して見た瞬間に同業者ではと感じました。(不思議と見た目ですぐにわかるものなのです・・・)

またしばらくすると、そこへさらに同じような二人組の女性が来店して同じテーブルに座りました。
するとそれまで、朝の静かな店内は一変し、女性三人組のおしゃべりが始まりました。最初は、それでも周りに気を使って静かに話していたのですが、さらに新たに二人が加わり五人になるといっきに盛り上がり声も一段と大きくなりました。なぜ女性は一人だと静かなのに、複数になると途端に人が変わってしまうようになれるのでしょうか。痛感しました。こうなるとさすがに他の周りのお客さんは迷惑そうです。まさに一言注意したくなる程の勢いです。しかしパーテーションがあるためか、周りが見えずおしゃべりは止まりません。
会話の内容は聞きたくなくても、周りにはよく聞こえてきます。その内容から、やはりこれから研修センターへ向かうらしく、予想通り女性講師五人での待ち合わせでした。会話はどんどん続き、話し声だけではなく大きな笑い声も店内に響き渡ります。五人がそれぞれ1クラスを担当し同時に進行する内容の確認。事前に送られて来るはずの資料が届いていなかったのだの、その内容はどうだったのかなど、担当者がどうしたこうしたなど、店内には他の人もいることなど全く意識がありません。一人は、その場で携帯で家に電話して資料の到着を確認しています。当然ですが、「店内での携帯電話の通話はご遠慮ください…」と表示があります。店内は、もう殆どこの女性講師集団の貸切状態同然になりました。

そこで驚いたのは、話の内容からその女性講師集団の担当するその日の研修テーマは、なんと!「ビジネスマナー」だったのです。更に極めつけは、そのパーテーションのすぐ反対側の席には、その講師陣の受講者らしき二人組が座っていたのです。女性講師陣達が席を立った後で、その二人組がひそひそと会話しているのが聞こえました。
その受講者が、どのような思いでその日の研修を受講するのか、そしてその女性講師陣達がそのことを全く知らず「マナー講師でございま~す!」とその人達の前に立つことになるとは…、恐ろしい~。

ホントに「マナー講師」でいいのでしょうか?
この一連の出来事、人の振り見て我が振り直しましょう!

そして店内は、また無事に静けさを取り戻しました・・・。

<2009年12月 shiba>
※今年も残り1ヶ月となりました。新しい2010年に向け、1年間を総括しましょう!