【VOZ. 23】名言!「事件は現場で起きている!」

数年前にヒットした邦映画「踊る大捜査線」の中に「事件は現場で起きている!」の名台詞があります。
先月、TVにてシリーズで再放送していました。

当時も話題になりましたが、これはマネジメントの視点からもまさに名言といえます。「事件は現場で起きている、会議室で起きているわけじゃない…」という台詞です。指示命令は、上層部から下りてくるが、必ずしも現場の状況を把握しているわけではない。実際に現場で動いているのはプレイヤー。ピラミッドの上の方からの指示を待つ間に現場の状況は刻々と変化してしまう…。

管理者が指示命令を下す時に現場の意見をどれだけ聞き入れるかということは、組織の中でマネジメントを語る時によく話題になります。そこで意見は、大きく二つに分かれます。
一つは、現場の意見をいちいち聞いていたら、上層部は判断に迷い誤ることになりかねない。自分の力で意思決定することこそ管理者の重要な役割である。もう一つは、管理者が正しい意思決定をするためにも、現場の意見をしっかりと吸い上げ、情報を収集し精査した上で、正しい判断をして決断を下す。
改めてどちらかと二つを比較すれば、後者がベストということになると思いますが、頭ではわかっていても実際には…?ということがありませんか。

大切なのは、最後に決断を下す意思決定者が、いかに現場の状況を把握できているかだと考えます。
「以前は自分も現場にいたから」という過去の情報に固執したままであったり、「おそらく」という会議室から見た憶測頼りであったり、「とにかく自分の思い通りにしたい」から聞く耳を持てなかったり、ということがよくあるものです。

意思決定者である管理者の皆さん、くれぐれも指示命令を下すことだけが仕事にならないようにしましょう。上ばかり見ないで自分の足元で何が起きているのか、どのような状況になっているのか現場に関心を持ち続けましょう。関心を示せば、現場の状況が見えてくるし、些細な現場の情報も部下の方から自然と入ってくるはずです。

事件は、〝現場〟で起きています!
(といっても、最近では現場だけではなく、会議室他いたるところで事件は起きてしまっていますが…)

<2009年8月 shiba>
※この夏で人生の折り返し予定地点年齢を通過します